坂東玉三郎新春特別舞踊公演☆
愛する玉さまの、それも舞踊公演があるということで、最近、日舞鑑賞はこのメンバー!!という3名で行ってきました♡
けいとさんとかなさん♡
※メンバー募集中(笑)あ、いつもの山内さんがいないけど・・・
ちょうど、チケット発売が私がNYに行ってる期間で、かなさんが良いお席をがっちり押さえてくれました!!助かりました♡
私は今年初のお着物で行ってきましたー。この日、ちょうどヘアカットの日だったので、faireのじゅんた氏に少しアレンジしてもらいました♡
じゅんた君に『着付けどうすんの?』って聞かれたから、「え?自分で着るよ」って言ったら、めっちゃ驚かれたから、こっちがビックリだわよ。
凄いなー!!自分で着れるようになってるとは思わなかった!!
って。そっかー、自分では当たり前の流れで大したことないと思ってるけど、傍からみたらそうなんやね☆
玉さまの粋な計らいで、お写真撮れるようにお正月っぽい巨大パネルが!!このパネルの前に獅子舞もいたんですよ♪頭噛んでもらいたかったけど、長蛇の列だった💦
3人でお写真は撮ってもらいました♡
この写真撮って下さったお着物のカップル、素敵やったな~☆お若いお二人だけど、男性も着物着てはって・・・
お正月だし、いつも以上にお着物率高かった気がします( *´艸`)
さて、最近、女形の若手を育てる事に注力されている玉さまですが、今回は中村壱太郎さんと共演でした。壱太郎さんのおじいちゃんが坂田藤十郎さん。上方歌舞伎のお家柄ですね。
玉さまは江戸歌舞伎ですから、東と西が揃って登場と相成ったわけです。
私は日舞をやっているので、本当は歌舞伎も良いけど玉さまの踊りが観たいのね。だから舞踊公演は本当に嬉しいし、目が離せません!!
前回は小倉に藤娘を観に行って以来だと思うんですけど、あの時は玉さま一人舞台だったので、今回、若手の壱太郎さんがいるからこそ感じた事がありました。
まだまだ芸も未熟だし、目も肥えているわけではないので、私が語るのもおこがましいとは思うんですけど、お二人の何が違うのかなと。
もちろん、壱太郎さんの踊りも素晴らしいんですよ!!当たり前ですけど、お家柄もそうだし、子供の頃から鍛錬されていらっしゃるでしょうから。
かなりお膝を折る踊りなんだと思いました。あと吾妻流って確かおっしゃってたと思うんですけど、玉さまに比べると表現が大きいのかな。
三つ首にしても、かなりしっかり振る感じ。動き一つ一つが大きく分かりやすく表現されるなぁって。
もしかしたら、上方ってやっぱり濃いのかな?江戸に比べると(;'∀')
モデルでもそうだもん。関西って東京モデルに比べるとウォーキングやポージングも派手目なのよね。メイクも(笑)
東京はサラっと流すのがカッコいいみたいな所がお二人の踊りの違いにも見受けられるなぁなんて見てました。
たぶん、年齢差もあると思うんですけどねー。やっぱり壱太郎さん若いから、パワー系でガッツリ持っていく感じとか、『魅せたい』っていう気概を感じるけど、
隣にいるのは人間国宝レベルだから、もう浮世から離れてるからなぁ(笑)
そう、一番に違いは、壱太郎さんは踊っていらっしゃる。演じてらっしゃる。
でも、玉さまは、その役柄の女性がただ、そこにいる。そこで生活をしている。その風景を見ている感じ。
玉さまの凄さはここにあると思います。
写真にしても、その時代に描かれた浮世絵の中の女性を三次元化したら、こうなります!!って感じで、絵からそのまま出てきたみたいなんですよね。
一切、創っている感じがしないのです。舞台で踊っていても、踊りの振りに見えないんです。
『傾城』は遊女の話ですけど、遊女が恋する間男の事を思って、部屋の中で過ごしている様子を見ている感じなんだなぁ・・・
これってスゴイ事ですよね。
でも、モデルの世界も同じ事言われてたなぁって気付きました。
『モデルは服を見せるんじゃない。そのファッションを着ている女性の日常や生活を感じさせるのがプロのモデルだ』って。
だから、ファッションショーを見てて、あー洋服キレイだなぁ。。。ではダメで、あんな女性のライフスタイルを送ってみたい!!
って思わせないとダメなんですよね。服も含めて、あんな女性になりたいなぁって。
さすがに日舞の女性は時代が違い過ぎて、「あんな生活送りたい!!」とはならないけど、「あんな雰囲気を出してみたいなぁ・・・」とは思います。
現代の女性像とは真逆すぎてね。なんとも色っぽいし儚げで憂いがありますよねー。強くなっちゃったなぁ、今の時代は。。。別に悪いわけじゃないけれど。
壱太郎さんの鷺娘が予想以上に良くてビックリ!!玉さまの鷺娘が大好きなので、ちょっと油断してました。素晴らしかったです!!
やっぱり生で見る鷺娘、良いなぁ!!!!!!!!!
早替えが2回もあるし、あれ、ホント、後見さんが素晴らしすぎるっていつも思う。隠し方も絶妙すぎる!!
あとは、やっぱり演出の素晴らしさ、小道具までのこだわり、そして衣装の豪華絢爛さかなぁ。
鷺娘の傘、あの何ともいえない透けた感じ。とてもキレイ。あと、ちょっとした手ぬぐいの白い生地でも、キレイなんだもん。
って思ってパンフレット読んでたら、やっぱり玉さま、手ぬぐいの生地にまでこだわってはった。やはり!!
花魁のお着物、本当にうっとりするくらい素晴らしいよね。あの刺繍・・・♡死ぬほど重そうだけど(笑)
家に帰って、あの感覚を忘れないうちに、早速、踊りましたとさ☆
私もがんばろ♪