お試しpart2☆
昨日の『お試しとは??』という記事にたくさん「いいね!」をありがとうございました♡
皆さんにもたっくさん、嫌な事やツライ事ってあると思うんです。でもそれも本人の受け取り方次第で感じ方は変わります。
ただ、ツライとか苦しいとかなんで私は不幸なんだろうって考えるのか、あ、これは神様から試されてるな!!でも、その人に乗り越えられない試練は訪れないって言うから、神様は私にはこれを超えられる力があるって思って起こしてるんだな!!って思うのとは全く違う。
前者は前から来る嵐に対して、完全に背を向けて逃げていますが、後者は前を向いたまま受け止めようとしています。
私の経験上、逃げてもまた来ます(笑)それが本人にちゃんと分かるまで何回でも繰り返して起こります。
例えば、職場で嫌な上司がいて、その上司との関係を何とか自分なりに努力してやり切ってから、それでも改善しないから辞めるんではなく、さっさと逃げて辞めてしまった場合、
職場が変わっても同じような上司が現れるとか、恋愛でダメパターンを繰り返してしまうのも、根本的に問題と向き合おうとしてない場合です。
ちゃんと上(宇宙でも神様でも)は、あなたに分かってほしくて、この問題を解決したら、あなたがもっと幸せになれると分かっていて気付くように物事を起こしているとしたら??
そこからあなたが何を学ぶのか?が大切です。
昨日のブログの最後に、「今日も試練があって気付きがありました」と書きましたが、昨日は横浜能楽堂で23日本番のショーリハーサルだったんですね。
この舞台なんですけど、昨日は2時間しか舞台が使えず、おまけに前の衣装から半分以上が変更になっていたため、とりあえずまずはフィッティングからで、そしてなんだったらモデルさんも一人が変更になっていて(笑)お二人が昨日はいらっしゃらない状態💦
それで、出る順なども全部変わっているため、また昨日、新たに出番表を見ながら新しい衣装でとりあえず居ない人の代わりも誰かがフォローしながらやってみるって感じ。
まぁ、でもこれは、美JAPONの舞台に今回で3回目の私からすると、まぁ、範囲内なんですね。ええ、もう過去2回で慣れました、この感じ(笑)
ただ、今回、何が試練か昨日思い知ったのですが、能舞台で見せるには、私の得意の表現方法が全く使えないということ。
モデル月乃の得意技は、例えるなら「風」
とにかく軽やかに爽やかに流れるような動きが得意で、ポーズとウォーキングの差があまりなく、ちょっとダンスしているように見せるのが得意なんです。
あまり上手くないモデルは、ウォーキングとポージングがバラバラというか、もちろんメリハリは大事なんですけど、歩きました、止まりました、ポーズしました!!
みたいにすべてが「やってます!!」みたいにちぐはぐになりがちで、私はそれが一連の動きに見えるから、バレエやってるの?とかダンスやってる?みたいに聞かれたり、ドレスshowやブライダルなど、優雅で流れるようなエレガントな雰囲気を出すショーで多用されてきたんですね。
ただ、物事には両面あるので、悪くいえば軽いんです。流れちゃうんです。だって「風」だから。
そして、やらしくならなくてオシャレで小粋って事は、悪く言えば印象が薄いとも言える。とてもモデルっぽい、どんな衣裳も着こなすって事は悪く言えば個性がないともいえる。
とある演出家さんには、「月乃さんは動物に例えるならチョウチョですね~」って言われました。
それが、今回、この舞台で求められるのは、動物でいえばゾウみたいな大型動物なんですよね。
ずっしり重く、しっかり止まって、ゆっくり重ーくターンして・・・
私の最も苦手な真逆の動きです。でも、これは日舞もそうなんです。だから、和物ってやっぱりそうなっちゃうんですね。
日舞なら、やっと最近慣れてきて、しっかりゆっくり動くって事が出来るようにはなってきたんですが、あれは♪に合わせて振りがあるからね。
でも、ドレス着てモデルウォーキングしてると、どうしても、やっぱりいつもの癖がでてしまって、そして音楽も普通にショーで流れるような超アップテンポだから、
えぇーーーー!!!!!この音で重めにずーんって歩くのぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!
という、頭の中が????で正直、いっぱいになった昨日でした。
で、今回もチームの方が素晴らしいんですけど、早速昨日のリハの動画がUPされて見たんですよ。
そしたらね、確かに、私のウォーキングはさらっとし過ぎてて、能舞台には合わないの。
やっぱりあそこは能をやる為に当たり前だけど作られた場所で、場所の持つ圧倒的な空気があって、だから、軽やかに流れててはダメなんだと痛感。
帰りの新幹線の中で、いろんな事をぐるぐる考えている中、昨日のブログを書きながら、ピンときて、
「あっ、そっか。この舞台に立つことになった事もお試しの一つなんだ!!私の今までの固定概念とか私らしいと思ってる事をぶっ壊すプロジェクトの一つで、舞台表現さえも、今までのものは通用しなくなる環境が与えられているんだ!!」
って。
私はモデルにしても、それ以外の仕事に関しても、結構、運が良い方で、いつもそんなに苦労せず上手くやれる環境が与えられるタイプなんです、今までは。
例えば、現場でも私はだいたいが褒められて他のモデルさんのお手本になってって言われたり・・・
でも、それは別に私がスゴイんじゃなく、たまたま私が得意で簡単に出来る事が求められる現場ばっかりだったんですよね。
ほんと、そんな苦労しなかったの、いままで(;´・ω・)
なのに、今回はマジで、なんで私がモデルで選ばれたんだー!!って叫びたくなるくらいで。
でも、最初の話に戻ると、神様や今回で言うとデザイナーの小林栄子先生も、月乃なら出来るはずって思ってこの環境を与えて下さってるんでしょうから、
本人には、マジ?って思えても、出来るんでしょうね、きっと💦
そして、これが出来るようになったら、間違いなく表現方法の幅が広がる事は間違いないでしょうから!!
やるっきゃないな・・・
だって、普通は絶対に立てない場所に立たせてもらってるんだもの。
いつも私は舞台には神様がいて、選ばれる人でいようと、舞台の神様は厳しいから、それに見合う人しか登れないと思っているので、
ちゃんと横浜能楽堂の舞台の神様にがっかりされないようにしなきゃ。
よし、今日も練習しよう!!!!!!
※チケットは完売しています
『はごろも』